料理をするように
あなたの綺麗も、笑顔も、きっと作れる。
初めまして。坂田まことです。
「私、ファンデーションを卒業します。」を2018年に出版し、続編としてこの書籍を執筆しました。私は、オーガニックビューティセラピストという仕事をしています。
普段は、一人娘のお母さんをしていて、鎌倉に住まいながら、オーガニックエステサロン、レンタルサロンなどを運営し、オーガニックセラピストを育成するスクールなども全国で開催。幅広くオーガニックの仕事をさせていただいています。
そんな中でも、私はいつだって最優先で現場に立ち続け、今でもセラピストとしてお客様の肌に触れ、少しでも肌トラブルや頃の声と向き合う勇気を与えられたら・・・と、日々オーガニック美容の仕事を楽しんでいます。
この書籍のタイトル「料理をするように美しい素肌を作れるということ」という言葉に込められた想いは、素肌のトラブルの原因をきちんと知ることで、素肌のことを受け入れ、そのトラブルに本当に必要な成分を「自分で選べるようになること」を目的としています。
「なんとなくいい気がする」オーガニックスキンケアから、「ちゃんと効く」ものに変えていきたい。
多くの女性がオーガニックコスメやソーシャルコスメを手に取る中で、これまでの化粧品と同じ使い方をしたり、同じような効果を期待していることが多いように感じます。「遅効性」というゆっくり肌を変えていく植物化粧品は、肌を変えるのではなく育てていくのです。子供が急に、大人になることはありません。同じように、毛穴やニキビが急に消えたりすることは起こりえません。「自然に肌が育つ時間」を与えるためには、肌のこと理解し、植物のことを理解し、オーガニックコスメのことを理解する必要があるのです。そうすることで女性たちは「どうして治らないの?」という不安から解放されて、肌がゆっくり強くなり荒れにくくなるまで「待てるように」なっていきます。
スキンケアに「待つ時間」がどれほどに大切か。
肌はゆっくり28日かけてターンオーバーし、ラップ一枚にも満たない薄い角質層に守られ、そこをみずみずしく保つことで私たちの美しさは保たれています。真皮層に置いては5-6年かけて生まれ変わるのです。そして、表皮の上にある「皮脂膜」が天然のバリア機能となり、私たちの肌は守られています。
まずは、肌を守ってくれている「皮脂膜」を無くしてしまうようなスキンケアは卒業しなくていけません。
そして、肌の皮脂膜に存在する多様な脂肪酸を補うような「植物オイル」を選んでいくのです。
多様性に満ちた「植物オイル美容」のメソッドをあなたに。
さて、あなたは肌を本当に美しくしたいですか?
一瞬は綺麗になっても、また荒れたり治ったりを繰り返すなら意味がありません。好きになれなかったり、自分で自分の肌を傷つける過度なスキンケアも辞めていかなくてはいけません。
もっと「素肌のことを信じて、好きになってください」。あなたの素肌に必要なものは、実はとってもシンプルなことだったりするのです。
オーガニックコスメの中には、多くの植物オイルが使用されています。その植物オイルが、あなたの素肌の個性を育て、寄り添い、救ってくれるとしたら・・・
「素肌の美しさは、環境の美しさとともに」
この言葉を胸に、自分の素肌と心と環境と深く向き合い、新しい美容の考え方を知ってください。
綺麗になることだけが、ゴールではありません。本当の意味で「あなたらしく」美しくなるために、料理をするように素肌の美しさを作っていきましょう。
植物オイル美容は、あなたの素肌にそっと寄り添うだけ。
植物オイルが持つ「肌にそっと寄り添う」チカラは、私ですら日々驚くことばかり。セラピストの仕事を通じて、多くの女性の肌に効果をもたらし続けた植物オイル美容の魅力は、あなたの美容の価値観をきっと変えていく。
もっと、素肌を好きになろう。
もっと、植物たちの力を信じてみよう。
さて、まずはドレッサーに座って、この書籍を開いてみよう。あなたが「素肌と向き合う」大切な時間が始まります。
坂田まこと