ストロベリーリーフ Wild strawberry
一般にイチゴといわれるのはオランダイチゴで、 食用に品種改良されたものでワイルドストロベリーの実は香りはありますが、イチゴのようなおいしさはありません。
ワイルドストロベリーは、ハーブティーにしたときも甘酸っぱさやフルーティーな感じはなく、草を思わせるような香りで、素朴な味は番茶のようです。
クセの強いハープとブレンドすると、飲みやすくなります。
胃腸の調子を整える効果が強いので、下痢のときに効果的です。内臓全体にゆるやかに働き、 胃炎の緩和にも効果があるといわれます。
食欲がないときなどにもおすすめです。
豊富なミネラルが腎機能を向上させて利尿薬の働きをし、リウマチ、関節炎、痛風などの症状をやわらげます。
鉄分が豊富なので、貧血の予防にも効きます。
乾燥した葉を粉末にして歯磨き粉にまぜて利用されてきました。
果実にも、歯にこすりつけると歯石や黄ばみをとる効果があります。
果奥はこのほか、美白効果の高い美容液としても使われてきました。
ヨーロッパには古くから自生していましたが、主として薬として用いられてきました。
葉と根は下痢の薬で、茎は傷薬。果実には胃や肝臓の炎症を抑える効果があります。
ただし、冬場やおなかを冷やしたときに食べすぎると、消化不良の原因になるといわれます。
もともとヨーロッパで栽培されていたものが、アジアの北部、北アメリカに伝わったといわれます。
ワイルドストロベリーの和名はエゾヘビイチゴと言いますが、これは北海道に伝わったものが帰化したためだそうです。